本会では、平成30年度新人研修プログラム第1回研修として、初夏の青空のもと、農事組合法人「農の未来 武道」の皆様からご指導をいただき、農業体験を行いました。

 本研修の目的は、ほ場整備事業の効果の一つである「農作業の効率化」を学ぶとともに、農家のニーズを読み取り、より質の高い設計を提供できるようになることです。

 研修場所は、盛岡市北部(旧玉山村)の「農業競争力強化基盤整備事業武道地区」です。現在、工事が進められており、ほ場整備事業実施前と実施後の水田で農業体験ができる地区です。

 農業体験は、本会の新人4人が、ほ場整備事業実施前と実施後の水田で田植えを行い、田植え機への苗渡しや枕地ならしのほか、実際に田植え機の運転もさせていただきました。

 事業実施前の水田での苗渡しは、高低差のある水路を跨いでの作業となり苦労していましたが、事業実施後の水田では、高低差も小さくスムーズな作業を行えました。

 また、事業実施前の耕作道では、作業車のすれ違いができないため、水田間の移動に時間が掛かりましたが、事業実施後の耕作道では、短時間で移動できました。(5時間の作業で、事業実施前の水田は約58a、事業実施後の水田では約93aの田植えが完了しました。)

 今回の研修では、ほ場整備事業によって、農作業がいかに作業し易くなるかについて身をもって体験する機会となりました。また、区画形状による田植え機の稼働効率の違いや苗渡しの方法など、農家の方が苦労する点やニーズの一部を学び、今後の計画・設計等の業務に生かすことができる経験となりました。

 最後に、農事組合法人「農の未来 武道」の皆様、農作業の忙しい時期に大変丁寧なご指導をいただき誠にありがとうございました。おかげさまで貴重な体験ができ、有意義な研修となりました。心から御礼申し上げます。

【農事組合法人代表 竹田さんのご指導のもと、初めての田植え作業】

【ほ場整備事業実施前の水田での苗渡し]

【ほ場整備実施後の水田での準備風景】

【初めての田植え機の運転】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

農事組合法人「農の未来 武道」は、盛岡市玉山区(当時)で初めての集落営農法人として平成25年1月7日に設立され、法人の構成は26戸、代表理事組合長竹田浩久氏をはじめとして、地域の農地の有効活用、後継者育成等、意欲的な取り組みが評価されています。

 前身の「武道大豆転作組合」は、早くからの大型機械の導入、省力化栽培が評価され、平成12年に農林水産省農産園芸局長賞、平成17年には岩手県の「集落ビジョン大賞」を受賞しています。農事法人「農の未来 武道」設立後は、東北工大、京都大学などの研究グループが行う国内初の小型無人機「ドローン」による栽培管理システムの実証実験に協力、先進的な農業技術に対しての意欲的な姿勢が引き継がれています。

 

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