30日午後6時前に大船渡市に上陸し、大雨による土砂災害や河川の氾濫等があった台風10号の被害について、沿岸の県現地機関等から聞き取りした情報をお知らせします。

○県北広域振興局農政部農村整備室(久慈市)
 ・30日夜に久慈合同庁舎1階が浸水。地下に自家発電設備があるため、職員が水の掻き出しをして地下への浸水を阻止した。
 ・31日朝時点では、合庁前の道路は車両の通行ができるが、久慈駅前はまだ水が引かず、行くことができない状況。
 ・今後、市町村を通じて被災状況を収集し、被災調査の方針を決める予定。

○沿岸広域振興局農林部宮古農林振興センター(宮古市)
 ・30日夜に宮古合同庁舎の駐車場が約20cm浸水。現在は引いている。
 ・管内で広く被災していると思われるが、現在、岩泉町と連絡が取れない状況。
 ・通行止めとなっている国道106号については開通の目処が立っていない。

○沿岸広域振興局農林部大船渡農林振興センター(大船渡市)
 ・大船渡市は河川の氾濫等がなかったため、大船渡合同庁舎に直接の被害はない。
 ・管内市町村では、大槌町と釜石市に被害がありそう。情報収集中。

○久慈市土地改良区(久慈市)
 ・旧山形村、長内川上流部に降った豪雨で久慈川が氾濫し、久慈川沿いの市内中心部付近に水が上がった状況。 改良区事務所は異常なし。
・これから被害状況を調査するところだが、被害の拡大が心配される。
 ・職員1名の自宅が床上浸水したが、その他の役職員宅は被害は出ていない模様

○小本川土地改良区(岩泉町)
※連絡とれず。

○気仙川土地改良区(陸前高田市)
・雨も思ったほどは降らず、気仙川の増水も警戒水位を少し超えるに留まった。
 ・土地改良区事務所や施設等への浸水も無く、あまり被害は無いと思われる。
 ・役職員の住居への被害は出ていない。

 

 

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