本会では、11月30日から12月1日までの2日間、花巻温泉ホテル花巻において「平成29年度換地委員等実務研修会」を開催し、県や市町村、土地改良区の換地業務に携わる職員や換地委員約110名が出席しました。

 研修に先立ち、本会田山専務理事から「皆様には日頃から、農業農村整備事業の推進にご尽力頂いていること、また本日の研修会に県内各地からお集りいただきましたことに御礼を申し上げます。国は土地改良法を16年ぶりに改正しました。農家の申請や同意、費用負担を求めないほ場整備を創設し、土地改良事業の法手続きにおける15人以上の申請要件を廃止するとしています。研修では、法改正の具体的内容や換地を取り巻く状況をはじめ、国の動きを踏まえた本県の農業農村整備の取組方向についてもお話いただくこととしております。この研修会が地域農業の基盤となるほ場整備事業の推進と、地域の担い手への農地集積に少しでもお役に立つことを願います。」と挨拶しました。

 研修会では、東北農政局農村振興部土地改良管理課佐藤係長から「換地を取巻く状況及び土地改良法の一部改正について」、県庁農村建設課村居農地整備担当課長から「岩手県における農業農村整備事業の取組方向について」、岩手県農業公社伊藤常務理事から「農地中間管理事業について」、本会舘澤主査から「換地委員の役割について」と題してそれぞれ講 義がありました。

 また、先進地事例発表の紹介があり、農事組合法人アグリ平泉佐々木代表理事から、「大区画ほ場と地域に愛される生産法人」、紫波東部土地改良区花篭氏から、「換地選定と農地中間管理事業」について発表がありました。受講者らは熱心に受講しており、質問をする受講者も多数みられました。

挨拶する田山専務理事

県庁農村建設課村居農地整備担当課長

岩手県農業公社伊藤常務理事

研修会の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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