1月31日から2月1日、本会は、盛岡市つなぎ温泉「ホテル紫苑」において『平成29年度水土里ネット役員研修会』を開催し、土地改良区役職員等308名が出席しました。

 開会にあたり、及川正和 本会会長が「平成30年度は、当初予算としての4,348億円と29年度の補正予算1,452億円、合わせて5,800億円が閣議決定された。

 この予算は、土地改良関係者すべての願いである『21年度当初予算と同額の当初予算』に次第に回復しつつある。

 また今年は、『今後の土地改良区の在り方』について、法改正を含む制度の見直しが検討されている。

 本会としても、“土地連が土地改良区のための組織である”という基本に立ち返り、改良区指導に力点を置いた本会の体制の強化、職員の充実・確保を図ってまいりたい」と挨拶しました。

 

 続いて、来賓としてご臨席いただいた髙居和弘 東北農政局農村振興部 部長、多田繁 岩手県農林水産部 農村計画課 総括課長からご挨拶をいただきました。

 また、公務のため出席できなかった進藤金日子 参議院議員(都道府県土地改良事業団体連合会会長会議 顧問)からは、ビデオメッセージが届きました。

 研修の1日目は、髙居和弘 東北農政局農村振興部 部長が『平成30年度農業農村整備事業予算概要及び今後の土地改良区の在り方について』と題し、予算のあらましと、現在の土地改良区運営の課題と今後の在り方について講演されました。

 続いて、大泉一貫 宮城大学名誉教授(経団連21世紀政策研究所研究主幹)が『成長産業としての農業』と題し、産業としての農業の課題と、経営・経済理論に基づいた合理的な農業へ転換の必要性について講演されました。

 

 2日目は、沼田桃子 青森県司法書士会会長が『農地の相続登記困難事例』と題し、氏がこれまで携わった相続に関する事例を分かりやすく説明されました。質疑応答では、『遺言』の作り方について質問が出るなど、出席者は、講師の『身近であるにも関わらず見逃がされている話題』を興味深くメモしながら聞いていました。

 

 出席者は、各講師からの様々な分野での有用なお話を聴講し、今後の土地改良区運営に向けて気持ちを新たにしていました。

 

【主催者挨拶する及川 会長】

【来賓挨拶する髙居 部長】

【来賓挨拶する多田 総括課長】

【進藤議員のビデオメッセージ上映の様子】

【講演する大泉 宮城大学名誉教授】

【講演する沼田 青森県司法書士会会長】

【研修会場の様子】

 

 

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