松川(遠藤實光理事長)・岩手山麓(井上良一理事長)・雫石町(大宮惇幸理事長)の3土地改良区と盛岡広域振興局農政部農村整備室は、合同で8月4日(土)に八幡平市松尾寄木の刈屋地区親水公園において、『ふるさと水と土ふれあい学習会』を開催しました。

 この学習会は、我々の日常生活に様々な恩恵をもたらしている農業用施設の多面的機能について知ってもらおうと趣向を凝らしながら毎年開催しているもので、県内外の小学生とその父母ら約250名が参加しました。

 開会にあたり遠藤理事長が、「本日は朝早くから、多数参加いただき感謝申し上げる。この学習会では、我々が日頃食べているお米や野菜が作られる過程で、いかに綺麗な水が貴重で重要なものか知っていただき、その水がどのように田んぼや畑に届くのか学んでいただきたい。お楽しみの魚のつかみ取りや釣り大会は怪我に気を付けて楽しんで欲しい。」と挨拶しました。

 学習会では、最初に盛岡広域振興局農政部農村整備室の職員が「水のみち」と題した紙芝居形式の出前授業を開催して、農地・農業用施設が果たしている役割や全ての生物の源である水を大切に使わなければならないことをPRしました。続いて、松川土地改良区が、温水路から流れてくる水を利用して小水力発電を行っていることを説明し、岩手山麓土地改良区が、円筒分水工の役割について、当地域が食糧難だった戦後の歴史を踏まえながら、農地へ均一に水を供給して米や野菜などの食料を増産してきたことなどを説明しました。参加者は各説明者の話を真剣に聞き入っていました。

 その後、参加者らは自然を満喫しながら温水路下流から上流に向かって歩き、ニジマスを捕まえたりイワナを釣って、夏休みのひとときを楽しみました。

 

【挨拶する遠藤理事長】

【水の大切さを説明する
盛岡農村整備室職員】

【円筒分水工を説明する
岩手山麓土地改良区職員】

【魚のつかみ取りをして
楽しむ参加者たち】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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