1月27日、28日繋温泉において「令和元年度換地委員等実務研修会」を開催し、市町村、土地改良区の担当者及び換地委員等約130名が受講しました。

 研修に先立ち、本会千葉匡専務理事が「換地委員等実務研修会は、ほ場整備事業着工及び予定地区の換地委員や事業委員等の方々を対象に毎年開催し、これからほ場整備を進める上での換地委員の役割や換地の流れをよく理解していただく事を目的として開催しております。本研修が少しでも換地業務の円滑な推進にお役立てていただきたい。」と挨拶しました。

 研修1日目は、岩手県農林水産部農村建設課千田拓洋技術主幹兼農地整備担当課長から、「岩手県における農業農村整備事業の取組方向」と題し、近年の農業農村整備の動向や、県内のほ場整備の優良事例の紹介やスマ-ト農業等について講義しました。

 続いて、本会換地課舘澤克美主査から「換地の流れ」と題し、換地設計基準案の作成から換地計画原案までの工程について、岩手県農業公社良田裕徳農地集積課長からは、「中間管理事業の取組状況および機構関連農地整備事業における留意点」について講義しました。

 先進地事例発表では有限会社鍋割川ユニオン及川光孝代表取締役から、「鍋割川の米作り」と題し、米作りへの思いについてユーモアにあふれた分かりやすい内容のお話で、大変好評でした。

 研修2日目は、全国土地改良事業団体連合会田村栄二支援部参与から、「換地関係異議紛争について」と題し、審査請求や土地の名義変更等近年の問題解決事例の講義があり、続いて、本会菅野章総務管理部長から「農業農村整備事業の特徴と流れ」について講義をしました。

 2日間に渡る研修でしたが、各講義の終わりには活発な質疑があるなど、受講者は真剣な面持ちで研修を受けていました。

 

 

【主催者挨拶をする千葉専務理事】

【講義する鍋割川ユニオン及川代表取締役】

【研修会の様子】

 

 

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