1月30日から31日、本会は、盛岡市つなぎ温泉ホテル紫苑において『令和元年度水土里ネット役員研修会』を開催し、土地改良区役職員等288名が出席しました。

 開会にあたり、小田島峰雄 本会会長が「令和2年度の農業農村整備関係予算は、令和元年度補正分と令和2年度当初予算分を合わせ、昨年度を上回る6,515億円が概算決定されました。こうした土地改良への追い風は、事業が国の重要施策の一つであることは勿論のこと、昨年の参議院選挙において、“農村振興に向け我々の声を中央に届けたい”という皆様の熱意により宮崎雅夫参議院議員が誕生し、進藤金日子参議院議員と共に、国政の場でご活躍していることも大きな要因であると考えております。また、達増知事をはじめ岩手県ご当局や、岩手県議会議員の皆様の農業農村整備事業へのご理解あってのことであり、あらためて深く感謝するとともに、引き続きご支援をお願い申し上げます」と挨拶しました。

 来賓として、伊藤啓治 岩手県農林水産部農村整備担当技監、三河孝司 同農村計画課総括課長、千葉和彦 同農村建設課総括課長にご臨席いただきました。伊藤 農村整備担当技監が「農業農村を取り巻く環境は、担い手不足、高齢化の進行など年々その厳しさは増しており、持続可能な力強い農業を展開するためには、意欲と能力のある担い手の確保や収益性向上の取り組み、防災減災対策の推進など農地を守る土地改良区の役割がますます重要と考えております。より一層の事業の効率化を推進し、引き続き地域のコミュニティを支える土地改良区として、その役割を十分に発揮していただきたい」と挨拶しました。

 研修では、伊藤 農村整備担当技監が『岩手県の農業農村整備におけるドローンの活用について』と題して、本県における活用事例や、今後の農業用施設管理への活用等について講演しました。

 続いて、気象予報士の河津真人氏が『昨今の気象と災害』と題して、岩手の気象特性、今後の気象の変化について出演したテレビ番組の裏話を交えて講演しました。

 次に、公務により急遽出席できなくなった進藤金日子 都道府県土地改良事業団体連合会会長会議顧問(参議院議員)からのビデオメッセージを上映しました。

 また、今泉元伸 岩手県農林水産部農業振興課担い手対策課長が『地域農業マスタープランの実質化・実践の推進について』と題して、県内におけるマスタープランの必要性と、取組事例について講演しました。

 2日目は、市村和寿 全国土地改良事業団体連合会支援部長が『土地改良区は組合員のために』と題して、土地改良区は組合員へのサービス提供機関であることや、“組合員は土地改良区に何を求めているのか”など組合員の視点に立った対応の重要性を講演しました。

 最後は、フリーアナウンサーの名越涼氏が『全国で活躍する農業者たち』と題して、各地で取材した若手農家の魅力ある取組を講演しました。

 出席者は、各講師から様々な分野での講義を聴講し、見識を深めていました。

 

 

 

【主催者挨拶する小田島 本会会長】

【来賓挨拶する伊藤 農村整備担当技監】

【講演する河津真人氏】

【進藤 顧問のビデオメッセージ上映の様子】

【講演する今泉 課長】

【講演する市村 部長】

【講演する名越涼氏】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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