照井土地改良区(小野寺道雄理事長)は4月9日(金)、スマート農業システム導入開始式を、一関第1地区の一関統合揚水機場と近接するほ場で開催しました。この開始式では、令和2年度農地耕作条件改善事業(スマート農業導入推進型)一関遊水地地区で導入した、新基地局の電波発信開始と自動操舵システムトラクターなど21台の運転開始を行いました。開始式には、県や一関市、平泉町など関係機関・導入農家約60名が出席。一関統合揚水機場で行われた新基地局電波発信式では、新たに設置された基地局アンテナの下、稲荷神社佐藤神職による神事が行われ、一関農村整備センター村居所長をはじめ関係者7名が玉串を捧げました。

 その後近接するほ場へ移動し、自動操舵システム運転開始式では、事業で導入した自動操舵システム搭載の大型トラクタ21台が、1haのほ場に横一線に並び、南照井営農組合佐藤組合長の号令を合図にハンドルから手を離した状態で自動走行を行いました。また、自動操舵システム搭載トラクタのうち4台がロボットトラクタで、タブレット操作による無人運転を同時に行いました。

 照井土地改良区では平成28年度からスマート農業を積極的に実施しており、今回は、本事業により多くの自動操舵システムを導入したことにより、更なる地区内のスマート農業の普及拡大が期待され、今年度も8台の自動操舵システム導入を行う予定としています。

(照井土地改良区作成)

 

 

 

【小野寺理事長による玉串奉奠】

【1ha区画のほ場を21台の自動操舵トラクタが豪快に走行】

【自動操舵システムトラクタによる手放し走行(左)とロボットトラクタによる無人走行(右)】

 

 

 

 

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