猿ヶ石北部土地改良区(小原雅道理事長)は8月24日、令和3年度施設見学会を開催しました。この見学会は、国営造成施設管理体制整備促進事業の推進活動として、地域の子供達に、地域の農業用水の水源である田瀬ダムから各ほ場へ水がどのようにして流れて来るかや、農業用施設が持つ様々な役割について学んでもらうことを目的に開催されたもので、花巻市立東和小学校4年生の児童52名が参加しました。

 開会にあたり小原理事長が、「ダムや田んぼの役割、水がどこから来てどこに行くのかということを覚えてほしい。」と挨拶しました。

 最初の見学地「中山間地域総合整備事業町井地区(平成23年度完了)」では、稲作には大量のきれいな水が必要なことや水田には洪水を防止する機能があることなどが説明された後、児童の代表が給水栓を開け、水田に水が勢いよく流れこむ様子を見学しました。

 続いて、「田瀬ダム取入斜樋」では、稲の生育には温かい水が必要なため、ダムの水面に近い場所から取水することや田瀬ダムが農業用水の貯留だけでなく発電等の様々な役割を果たしていることについて説明された後、児童の代表が取水ゲートの開閉スイッチを入れて、ゲートが開く様子を見学しました。

 最後に、「中央幹線用水路除塵機」では、除塵機の役割が説明された後、実際に施設を稼働させ、水路を流れる草木やゴミが取り除かれる様子を見学しました。

 児童たちは、「取入斜樋のゲート同士の間隔は何mあるの?」や「除塵機には1日にどのくらいのゴミが来るの?」等と積極的に質問していました。

 また、移動のバスの中では、土地改良区の概要のほか、地域の農業や田瀬ダムの歴史について説明があり、児童たちは真剣に耳を傾けていました。

 

【挨拶をする小原理事長】

【給水栓を開ける児童】

【取水ゲートが開く様子を見学】

【除塵機の説明を熱心に聞く児童】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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