「水土里の明日を築く土地改良 今こそ未来へつなぐ」をテーマに第39回全国土地改良大会石川大会が10月25日、加賀百万石の地である金沢市をメイン会場に磯崎陽輔農林水産副大臣、進藤金日子参議院議員をはじめ、全国の水土里ネット関係者ら約4,300人が参加し盛大に開催されました。

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【会場となったいしかわ総合スポーツセンターに全国から約4,300名が集結

 

 

 

 

 

【会場となったいしかわ総合スポーツセンターに全国から約4,300名が集結】

 開催にあたり主催者である二階俊博全国土地改良事業団体連合会長は、「農林水産省ではこの8月、新たな「土地改良長期計画」を策定し、産業政策として「豊かで競争力のある農業」、地域政策として「美しく活力ある農村」、産業政策と地域政策を支える土台として「強くてしなやかな農業・農村」の3つの政策課題を掲げた。我々はこれまで培ってきた技術と蓄積された経験を活用し、「闘う土地改良」を活動の基本にしつつ、積極的に貢献していくことが重要であると考えている。明日の事業視察で石川県の農業農村に果たしてきた役割を肌で感じて頂き、我々に課せられた使命の重要性を認識するとともに、土地改良を通じて各地域の課題を如何に解決し、地域農業の振興にどのような貢献が出来るかを考える絶好の機会にして頂きたい」と挨拶しました。
 また、都道府県土地改良事業団体連合会会長会議顧問である進藤参議院議員は、「国内の生産をしっかり守っていくため、基本となるのが農地と水であり、農地と水の機能を維持、向上していくことが土地改良である。『土地改良は日本の命綱』。この命綱を守るため、当初予算を安定的に確保していくことを目指し頑張っていきたい。日本の農業農村が元気になることを心からお祈りする」と祝辞を述べました。

【挨拶する二階会長】

【挨拶する二階会長】

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【祝辞を述べる進藤参議院議員】

 

 

 

 

 

 

 

○土地改良事業功績者表彰
 式典では、長年土地改良事業にご尽力された方々の功績を讃え表彰が行われ、本県からは井上良一本会監事(岩手山麓土地改良区理事長)が全国土地改良事業団体連合会長表彰を受賞しました。

【全国土地改良事業団体連合会会長表彰を受賞した井上監事(中央)】

【全国土地改良事業団体連合会会長表彰を受賞した井上監事(中央)】

○「東日本大震災からの復旧・復興展」「平成28年8月・9月台風の被災状況」
 東日本大震災発生から5年半が経過した岩手県、宮城県、福島県の復旧・復興状況と、今秋本県と北海道に大きな被害を及ぼした台風の被災状況を紹介したパネルが展示されました。
 参加者は足を止めてパネルに見入っていました。

【岩手県の復旧・復興パネル展示】

【岩手県の復旧・復興パネル展示】

○事業視察
 翌日26日には『県営ほ場整備事業才田地区』を視察しました。
 地盤沈下に伴う排水不良により湿田化が進行、施設の老朽化が著しく営農に支障をきたしていた本地区において、区画整理や客土、暗渠排水などを整備したことにより湿田が解消。農地の汎用化や土地の高度利用が可能となり、担い手農家や生産法人への農地集積が進み、経営規模の拡大や農業経営の安定化が図られた取組が紹介されました。

【石川県の担当者による地区の概要説明】

【石川県の担当者による地区の概要説明】

 

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