鹿妻穴堰土地改良区(髙橋 隆 理事長)は、8月30日、盛岡市猪去の鹿妻神社において、鹿妻神社例祭を執り行いました。

 この例祭は、鹿妻穴堰頭首工の基礎となる穴口を開鑿(かいさく)した釜(かま)津田(つだ)甚六(じんろく)翁への感謝と五穀豊穣を祈願するもので、階(しな) 猛(たけし) 衆議院議員、高橋ひなこ 衆議院議員、岩手県盛岡広域振興局 宮野孝志 局長や県議会議員などの来賓をはじめ、約110名が参列し、穏やかな天気の中で厳かに行われました。

 祭典委員長を務める高橋 隆 理事長は、「釜津田甚六翁が鹿妻穴堰を開鑿して418年となり、用水を盛岡市から矢巾町、紫波町、約4,600haに供給することができている。来年度からは国営施設応急対策事業を導入し、機能保全と耐震化の一体的整備に着手する予定であり、今後も一致協力し、事業の完遂のため全力を尽くしていく。」と決意を述べられました。

 また、階 猛 衆議院議員は、「釜津田甚六翁の偉業を称え感謝するとともに、これまで水路を管理してきた皆様に敬意を表する。これからもますます鹿妻穴堰を中心とした地域が繁栄するよう、私も微力ながら尽力して参りたい。」と挨拶しました。

 高橋ひなこ 衆議院議員は、「鹿妻穴堰土地改良区は、子供達に用水路などの役割などを伝える活動をしているが、私も子供の頃に鹿妻穴堰頭首工を施設見学し、農業用水の大切さを学んだ。これまでの改良区の取組に敬意を表する。次世代に繋げていく取組を今後も続けていただきたい。」と挨拶しました。

 神事の後には、地域の人々による白沢神楽や伝統さんさ踊りが披露され、参列者全員で今秋の豊作祈願とこれからの地域農業の発展に祈りを奉げていました。

 

髙橋理事長による祭詞奏上

伝統さんさ踊りの演舞

 

 

 

 

 

 

 

 

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