新しく建設された設備も、長期の使用または時間の経過と共に、劣化や老朽化が進み、信頼性、安全性、操作性のみならず経済性までも損なわれるようになってきます。 |
このため、施設の劣化などをできるだけ抑えるよう日頃から常に設備の状態に気を配り、汚れ、錆の防止や給油、消耗品の取替など故障の予防保全や異常の早期発見に努めることが必要です。 |
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点検・整備とは? |
点検:機能状態などを目視、計測、手動などによりチェックを行い、状況を判断し記録 することをいいます。 |
整備:点検の判断結果に基づき、機能的欠陥(変形、破損など)を復旧し記録すること をいいます。 |
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点検・整備は計画的に! |
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施設を常に良好な状態に維持するためには、適切な点検・整備を行う必要があります。長期間点検・整備を行わずに使用していると、機能低下の進行、故障の発生、設備の寿命短縮など信頼性の低下や補修費の増加の恐れがあります。このため計画的な点検・整備を効果的に実施し、故障の未然防止、設備の寿命延長など信頼性の向上を図るものです。 |
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点検方法の一例 |
指触 |
機能状態を指などで触ることにより、振動、温度等正常な状態を体験的に判断することです。 |
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人の感覚による判断も経験を積むことにより、実用的には相当正確なものとなります。 |
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表面温度 感じ 摘要 |
40℃ ややあたたかい ぬくみを感じる程度 |
45℃ あ た た か い |
50℃ やや熱い じっと触れていると手の平が赤くなる |
60℃ 熱い 3〜4秒手を触れていられる |
70℃ 非常に熱い 指1本で3秒程度触れていられる |
80℃ 非常に熱い 指1本で1秒程度触れていられる |