本会では、水土里情報利活用促進事業の平成19年度採択に向けて、10月20日、本会会議室において、県内の関係機関並びに農業団体等の15組織で構成する岩手県水土里情報活用促進協議会設立会議を開催した。
会議にあたり、高橋専務理事は、「近年、経済情勢の変化に伴い、農業を取り巻く環境が厳しい状況下に置かれているが、今後も農業の持続的発展を図るためには、今日まで整備されて来た農地や水利施設等の有効利用が不可欠である。国においては、担い手等への農地利用集積促進を一層推進し、農業の発展と農村地域の振興を図ることなどを目的として、水土里情報利活用促進事業を創設し、規模拡大を図る農業者や新規参入を目指す経営体に情報提供等を行うこととなった。協議会設立にあたり、この趣旨にご賛同を頂きたい」と挨拶した。 会議では、本会の担当職員が、GISの内容や水土里情報利活用促進事業の説明及び、県内の※水土里情報の現状についての概要報告を行い、事業等に対する理解を求めた。
続いて、協議事項に移り、岩手県水土里情報活用促進協議会設立と同規約等が承認され、同協議会委員長に、岩手県農林水産部農村計画課総括課長佐々木雄康氏が選出され、協議会活動を展開することとなった。
※ 水土里情報
都道府県単位で整備する農地や農業水利施設等の地図情報及びそれに付随する属性情報
岩手県水土里情報活用促進協議会設立会議を開催
― 農地地図情報の整備・管理・利活用等について協議 ―