12月1日、北上調査管理事務所(難波和聡 所長)は、国営施設応急対策事業を担当する須川支所の看板を一関市花泉支所に掲示しました。
国営須川開拓建設事業では、昭和45年から昭和62年にかけて農地造成489ha、区画整理189ha、用水路15km、用水機場4ヶ所等が施行されました。この施設の老朽化対策は、これまで県営事業等で行なわれてきましたが、国営施設応急対策事業の創設によって、末端受益面積が水田500ha、畑100haに緩和されたため、国営事業によって改修が実施されるものです。
掲示式では、米田博次 東北農政局農村振興部長が、「農業用水の安定供給によって担い手の維持管理費の軽減と産地力の強化を図ってまいりたい。」と挨拶しました。
また、県農林水産部長の代理で、多田繁 農村計画課総括課長が、「幹線管路の老朽化が進んでおり、地域の皆様が安心して営農に取り組めるよう、
国と連携を図りながら対策を進めていく。」と祝辞を述べました。
続いて、この事業の促進協議会長である佐藤慶一 須川土地改良区理事長が、「毎年のように管路の損壊事故が発生しており、事業制度の創設によって今回の着工となったことを、心から感謝申し上げる。」と謝辞を述べました。
事業は、一関市の水田432ha、畑216haを対象に、平成28年度~平成34年度の工期、総事業費43億円によって、管路5.6kmやポンプ場などを改修するものです。
北上川から直接揚水する、本県では数少ない国営事業地区の早期完成をお祈りいたします。
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