7月21日、本会は「令和5年度換地計画実務研修会」を、本会会議室で開催し、換地業務に携わる県、市町村、土地改良区の職員約50名が受講しました。

 研修に先立ち、本会菅野参与兼換地部長から「ここ3年は受講人数の制限をしたり、Webによる開催としたりしてきたが、本年度は新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、人数制限を設けず対面での開催とした。農業を取り巻く情勢は「水田利活交付金見直し」、「水田の畑地化」、「食料・農業・農村基本法の改正」などいろいろと動いており、換地技術者の役割も変わってきていると感じている。今回の研修が皆さんのお役に立つことを願う。」と挨拶しました。

 研修では、始めに本会から「地域計画と改正民法(財産管理制度)について」と題し、「食料・農業・農村基本法見直しの方向性」、「民法や財産管理に係る関連法改正の説明」、「地域計画」策定について説明しました。

 盛岡地方法務局登記部門 渡部誠表示登記専門官からは「現地確認不能地の処理について」と題し、現地確認不能地発生の理由や調査方法、換地における取り扱い、法務局との打ち合わせの重要性などを講義されました。

 岩手県農林水産部農村計画課 平賀譲主任主査からは、「農業農村整備の調査計画の進め方について」と題し、計画調査の進め方と「地元要望」から「事業採択・着工」に至るまでの流れについて、また、農村建設課 村上卓也主任主査からは、「換地業務における事前確認・処理事項について」と題し、調査計画段階からの注意点や換地のよくある質問について、それぞれ講義されました。

 最後に、本会換地担当から「換地業務の実務について」と題して、従前図調整から換地計画書作成までの実務について、書類の作成例を示し注意点を交えて講義しました。

 受講者は真剣な面持ちで研修を受講していました。

 

【挨拶する菅野参与兼換地部長】

【盛岡地方法務局登記部門渡部表示登記専門官による講義】

【岩手県農林水産部農村建設課 村上主任主査による講義】

【岩手県農林水産部農村計画課 平賀主任主査】

【会場受講風景】

 

 

 

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