猿ヶ石北部土地改良区(小原雅道理事長)は8月31日、令和5年度施設見学会を開催しました。この見学会は、水利施設管理強化事業の推進活動として、地域の子供達に、地域の農業用水の水源である田瀬ダムから各ほ場へ水がどのようにして流れて来るのかや、農業用施設が持つ様々な役割について学んでもらうことを目的に開催されたもので、花巻市立東和小学校4年生の児童66名が参加しました。

 開会にあたり、小原雅道理事長に代わり及川敦事務局長が、「見学を通して、田んぼにどのように水が流れているかや、その田んぼでできるお米のつくり方などを学んでほしい。」と挨拶しました。

 最初の見学地「田瀬ダム取入斜樋」では、稲の生育には温かい水が必要なため、ダムの水面に近い場所から取水することや田瀬ダムが農業用水の貯留だけでなく発電等の様々な役割を果たしていることについて説明を受け、児童の代表が取水ゲートの開閉スイッチを入れて、ゲートが開く様子を見学しました。

 続いて、「中央幹線用水路」では、実際に除塵機を稼働させ、水路に流入する草木やゴミが取り除かれる様子を見学し、その役割を学びました。

 最後に、ほ場整備された「町井地区」において、稲作には大量のきれいな水が必要なことや水田には洪水を防止する機能があることなどの説明を受け、児童の代表がパイプラインの給水栓を開け、水田に水が勢いよく流れこむ様子を見学しました。

 児童たちは「田瀬ダムの水はどのくらいあるの?」「除塵機には1日にどのくらいのゴミが来るの?」等と積極的に質問し、農業水利施設について知識を深めました。

 

【土地改良区職員の紹介の様子】

【田瀬ダムの説明を熱心に聞く児童】

【除塵機が稼働する様子を見学】

【給水栓の開け方を学ぶ児童】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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