6月12日、本会は「令和6年度換地計画実務研修会」を、本会会議室で開催し、換地業務に携わる県、市町村、土地改良区の職員約50名が受講しました。
研修に先立ち、本会菅野参与兼換地部長から「県内のほ場整備実施地区において大規模な集積が進められているが、換地技術者の高齢化によるリタイア等、換地に携わる技術者の減少という状況の一方で、事業採択前の換地等調整業務段階での課題解決が重要になる等、換地技術者の育成が急務となっている。今回の研修が皆様の業務の一助になることを願う。」と挨拶しました。
研修では、始めに本会から「ほ場整備事業の特徴と流れについて」と題し、ほ場整備の事業の芽吹きから完了までのほか、改正食料・農業・農村基本法等について講義しました。
盛岡地方法務局登記部門 秋元拓男表示登記専門官からは「所有者不明土地の解消に向けた民事基本法制の見直しについて」と題し、不動産登記制度の見直し、土地を国に帰属させるための制度、土地利用に関連する民法の見直しなどを講義しました。
盛岡家庭裁判所 雫石康智訟廷庶務係長兼訟廷記録係長からは「財産管理制度の手続きについて」と題し、不在者財産管理人の選任、相続財産清算人の選任などを講義しました。
東北財務局盛岡財務事務所管財課 佐藤豊和主任国有財産管理官からは「国有財産について」と題し、ほ場整備に関わる主な国有財産、財務事務所で所管するべき財産などを講義しました。
岩手県農林水産部農村計画課 平賀譲主任主査からは、「農業農村整備事業の調査計画の進め方について」と題し、地元要望後からの工程について、最後に、農村建設課 柳生司専門幹からは、「換地業務の流れ・事前確認事項等について」と題し、調査計画時の確認事項、換地のよくある質問について、それぞれ講義しました。
受講者は真剣な面持ちで研修を受講していました。

【挨拶する菅野参与兼換地部長】

【岩手県農林水産部農村計画課 平賀主任主査による講義】

【岩手県農林水産部農村建設課 柳生専門幹による講義】

【会場受講風景】
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