9月10日、猿ヶ石北部土地改良区(小原雅道理事長)主催の令和6年度施設見学会が開催されました。この見学会は、水利施設管理強化事業の推進活動として、地域の子供達に、地域の農業用水の水源である田瀬ダムから各ほ場へ水がどのようにして流れて来るのかや、農業用施設が持つ様々な役割について学んでもらうことを目的に開催したもので、花巻市立東和小学校4年生の児童49名が参加しました。

 開会にあたり、小原理事長が、「皆さんがいつも食べているお米を作る田んぼは、たくさんの水が必要で、その水は、東和地域だと田瀬ダムから流れてきている。今日はダムの役割などについて学んでもらいたい。」と挨拶しました。

 児童は最初の見学地「田瀬ダム管理支所」で、ダムの3つの役割である、下流河川の洪水を防ぐ洪水調節、田んぼに水を送るかんがい用水、水の流れで電気を起こす水力発電について説明を受けました。また、管理支所内でダムを操作する機械を見学しながら管理方法等について説明を受けたほか、実際にダム内部の監査廊に入りゲートが開く仕組みについて学びました。

 次に、ほ場整備された「町井地区」において、稲作には大量のきれいな水が必要なことや水田には洪水を防止する機能があることなどの説明を受けました。また、地域で加工して道の駅等で販売している米粉を使ったパンのつくり方についても紹介されました。

 児童たちは、実際にダム管理所や監査廊、ダムから取水した水を使っている田んぼを見学することで、農業水利施設と水の大切さについて学びを深めました。

 

 

【田瀬ダムの役割を熱心に聞く児童】

【ダムの管理方法を学ぶ児童】

【監査廊でゲートの開け方を学ぶ児童】

【町井地区において説明を聞く様子】

【ダムの前で集合写真】

 

 

▼▼▼PDF版はこちらから▼▼▼

https://www.iwatochi.com/main/06/osirase/osirase1163.pdf