6月23日から24日の2日間、本会は「令和8年度換地計画実務研修会」を本会会議室で開催し、換地業務に携わる県、市町村、土地改良区の職員約70名が受講しました。
研修に先立ち、本会 千葉匡 専務理事から「県内のほ場整備は現在、約70地区で進められています。農用地の集積は進んでいきますが、集積を支援する換地技術者の高齢化が進み、換地技術者の増加も見られず、土地改良換地士の育成も同時に進めていく必要があります。今回の研修会では、初日には実務に必要な内容に加え、新たにスタートした大区画化支援事業の概要についても講義いたします。この事業は簡易的なほ場整備であり、換地を伴う大規模な整備を伴いません。ただし、畦畔除去により境界が見えなくなることがあり、異なる所有者の境界の区分を明確に決めておかないと、後々大きな問題になることが予想され、換地の技術を持つ方々の活躍が必要とされています。2日目は換地士試験対策も実施します。2日間の長丁場の研修会となりますが、今回の研修が業務の一助になることを祈念いたします。」と挨拶しました。
初日の研修では、最初に盛岡地方法務局登記部門 小林敦 統括登記官から「相続・住所氏名登記の義務化について」と題し、相続・住所氏名登記の義務化の背景やこれまでの取組み、職権による登記等のイメージ、義務化に関する経過措置などについて講義しました。
盛岡地方法務局登記部門 佐藤慎一 総務登記官からは「分筆登記の留意点について」と題し、分筆登記申請における登記所への各種提出書類、境界立合い、分筆における各種ケース、民法改正などについて講義しました。
岩手県農林水産部農村計画課 志田有紀 主任からは、「県営土地改良事業計画調査のポイント」と題し、ほ場整備を事例に計画調査の進め方、留意事項、スケジュール、営農計画の実現に向けたフォローアップについて講義し、農村建設課 及川巧 主査からは、「換地業務の流れ・事前確認事項等について」と題し、換地業務の一連の流れ、事前確認と懸案事項の処理、計画的な前提手続きの処理、換地のよくある質問、所有者不明農地の解消に向けた財産管理制度の活用について、講義しました。
本会換地部大区画化支援室 菊池克祐 事業調整監兼大区画化支援室長からは、「大区画化等加速化支援事業の概要について」と題し、県内の取組状況、事業実施の流れ、換地業務担当者に期待される役割、今後の取組予定について講義し、初日の研修を終えました。
2日目は「土地改良換地士試験対策」と題して、株式会社東北プランニング 田中舘一人 盛岡営業所長(土地改良換地士)から、試験の概要、試験に必要な用具、合格基準、関係する法令、換地計画書の作成方法、相続の考え方等について3時間にわたり講義しました。
2日間の研修では、活発な質疑があるなど、受講者は真剣な面持ちで受講していました。

【本会 千葉専務理事】

【盛岡地方法務局 小林統括登記官】

【盛岡地方法務局 佐藤総務登記官(右)】

【岩手県農林水産部農村建設課 志田主任】

【岩手県農林水産部農村計画課 及川主査】

【本会大区画化支援室 菊池 事業調整監兼大区画化援室長】

【株式会社東北プランニング 田中舘盛岡営業所長】

【会場受講風景】
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