8月25日、猿ヶ石北部土地改良区主催による令和8年度施設見学会が開催されました。この見学会は、水利施設管理強化事業における推進活動の一環として、東和地域の農業用水の水源である田瀬ダムから各ほ場へ水がどのように流れて来るのか、また農業用施設が持つ様々な役割について、地域の子供たちに学んでもらうことを目的としています。今年で開催16回目を迎え、今回は花巻市立東和小学校4年生の児童38名が参加しました。
開会にあたり、小原雅道理事長より「みんなの家の周りにある田んぼの水は、田瀬ダムから来ています。田瀬ダムには、田んぼに水を持ってくること、発電、そして大雨の時に水を溜めて洪水を防ぐという複数の目的があります。80年前にダムができる前は、この地域でも台風で水浸しになることがありましたが、ダムができたおかげでその心配はなくなりました。今日も色々と想像しながら勉強してきてください」と挨拶がありました。
児童たちは、最初の見学地「中央幹線用水路」で、用水路に流れ込む草木やゴミを除去する除塵機の仕組みについて説明を受け、実際に操作を体験しました。除塵機がどのように動いているのか間近で見て、その役割を学びました。
次に訪れた「町井地区」では、整備された水田を前に、農業における水の循環など、その重要性や、稲の育成に必要な水の量について学び、さらに地域で生産された米粉を使ったパンの製造方法の紹介があり、児童たちは農業と食のつながりに理解を深めました。
最後の「田瀬ダム取入斜樋」では、実際に取水ゲートの開閉操作を体験しました。児童たちは、稲の育成に欠かせない命の水を運ぶ農業用水路の仕組みや、田瀬ダムが果たす様々な多面的機能について、自分の目で見て、直接触れることで学びを深めました。
今回の見学会を通じ、児童たちは農業用水が田瀬ダムからどのように届くのか学びました。農業を支える命の水としてだけでなく、洪水を防ぎ地域の安全を守る水利施設の多様な役割を知ることで、かけがえのない水資源や地域の農業への理解を深める貴重な機会となりました。

【挨拶する小原雅道理事長】

【除塵機を見学する児童】

【給水栓の説明を受ける児童】

【取水ゲートの説明を受ける児童】
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