鹿妻穴堰土地改良区(髙橋隆理事長)主催の植樹体験学習会が、5月31日、同改良区が所有する雫石町内の水源涵養林において開催され、農業用水と水源林との関わりについて盛岡市立太田小学校と同永井小学校の4年生84名が学習しました。

 学習会の冒頭、挨拶に立った髙橋理事長は「鹿妻穴堰頭首工は、今から420年程前に崖に穴を掘り今の盛岡、矢巾、紫波に水を流して我々の住んでいる田畑を潤している。その水をきれいな水として流すために我々土地改良区は山を管理している。今日は、カラマツという木を植えてもらう。カラマツは40年、50年と経つと大きく成長し、きれいな水にして皆さんの所に届ける。きちんと手入れをするとたくさん成長するので今日は是非皆さんに植樹という貴重な体験を一生懸命頑張ってほしい。」と述べました。

 最初に盛岡広域振興局林務部職員から森林の「空気をきれいにする」「水を貯える」「山崩れから地域を守る」の3つの役割について説明があり、児童は真剣に聞いていました。

 児童らは、盛岡広域森林組合職員から指導を受けながら、慣れない手つきで鍬(くわ)を使い、カラマツ約250本を植樹しました。 

 植樹体験後、児童らは、「穴掘りが大変だったが段々と慣れてきて、上手に植えることができた。50年後が楽しみになった。」などと、感想を話していました。

【挨拶する髙橋理事長】

【植樹体験の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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