胆沢平野土地改良区では、長期計画運営方針に「地域農業の創造」を位置づけ、管内組合員の農業経営安定化を支援し担い手確保に結びつけるため、「胆沢平野版農業クラウドシステム」(IACS:Isawaheiya Agricultural Cloud System)を活用した農業経営支援を実施しています。この取組みの一環として今年度2回目(通算6回目)の農業経営セミナーを2月26日(水)に開催しました。

 管内ではほ場整備事業を契機とし、地域農業の担い手となる法人が誕生しており、法人経営に活用すべくスマート農業への関心が高まっております。

 このことから、宮城県栗原市の株式会社アグリ東北から、鈴木健也生産課長と社員の田中大介氏から、「スマート農業を活かした農業経営」について講演頂きました。

 また、ほ場整備事業地区の営農ビジョンには、高収益作物として「ピーマン」に取組む地区が10地区あります。このことから、先駆けて法人でピーマン栽培に取組まれている、奥州市胆沢若柳の農事組合法人たなか阿部寿一代表理事より、法人でピーマンに取組んだ事例発表をしていただきました。また、岩手ふるさと農協園芸課の千田涼太氏からは、岩手ふるさと農協の支援体制や、実際の初期費用などを教えて頂きました。

 セミナー終盤には「法人化に向けたIACSの活用」として、法人設立までの当システムの活用方法について、提案させていただきました。

 当日は、ほ場整備事業各地区の委員会や営農組合を中心に22経営体57名が集い、今後の営農を見据えて、メモを取りながら熱心に聞いておられました。

 参加者からは、「県外事例は参考になる」、「高収益作物に取組む参考になった」との声やセミナーの継続要望をいただきました。

 <セミナーの内容>

 ・法人化に向けたIACSの活用(クラウド推進係)

 ・先進地事例紹介「スマート農業を活かした農業経営」(株式会社アグリ東北)

 ・ピーマン栽培について(農事組合法人たなか、岩手ふるさと農協)

 

(胆沢平野土地改良区作成)

 

【株式会社アグリ東北 スマート農業の取組み紹介】

【農事組合法人たなか ピーマン栽培取組紹介】

 

 

 

 

 

 

 

 

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