10月28、29日、本会において「令和2年度換地計画実務研修会」を開催し、換地業務に携わる県、市町村、土地改良区の職員約30名が受講しました。本年度はコロナウィルス感染予防対策としてソーシャルディスタンスを考慮し、例年より定員を絞っての開催となりました。

 研修に先立ち、本会千葉専務理事から「今年度は『換地の基本から学ぶ』というコンセプトで本研修会を設定した。換地処分に至るまでには、地元との調整に時間も掛かり、皆さんが最も苦労されるところである。本県の基盤整備の最重要課題である『ほ場整備』の推進に当たって、換地処分を担う皆さんが本研修の成果を持ち帰り、活躍することを祈念する。」と挨拶しました。

 換地計画実務研修では、始めに本会から、法手続きと換地の手続きについての基本的な流れや、換地に係る法的根拠等を講義しました。

 次に、 岩手県農林水産部から2人の講師を招いての講義が行われ、農村計画課 筑後裕士主任主査からは、「調査計画の進め方について」と題して調査段階からどのような調査・協議・審査がされているか等の講義があり、農村建設課 阿部キエ主任主査からは、「調査計画時の土地等の調査について」と題して土地や権利等の調査方法や、その留意事項について講義がされました。

 また、本会換地士が「換地の流れについて」、「土地評価や清算の仕組みについて」、「換地業務の実務について」と題して、実務を踏まえた具体例や注意点を交えながら講義しました。受講者は真剣な面持ちで2日間の研修を受講していました。

 

【挨拶する千葉専務理事】

【岩手県農林水産部農村計画課 筑後主任主査(左)と同農村建設課 阿部主任主査(右)による講義】

【研修会の様子】

 

 

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