10月28日(金)、本会3階会議室において、岩手県、全土連、本会の主催、いわて水土里ネット女性の会の共催により、「土地改良団体における男女共同参画推進研修会」が開催され、土地改良区理事長、事務局長等が会場とWeb、併せて33名が参加しました。

 開会にあたり、主催者を代表し大宮惇幸本会会長が「土地改良長期計画において、土地改良区の女性理事の割合を2025年度までに10%以上とする目標が設定された。本県でも「いわて水土里ネット女性の会」が昨年9月に設立された。農業を取り巻く環境が刻々と変化するなか、女性理事登用を進め、土地改良区運営に新たな視点で取り組むことが必要である。男女共同参画の現状や女性理事登用についての理解を深め本研修会を実りあるものとしていただきたい。」と挨拶しました。

 続いて、いわて水土里ネット女性の会の菅原みゆき会長が「男女共同参画推進については、今や社会全体の課題であり、具体的な数値目標も掲げられ、今後における土地改良区の組織運営の体制強化を図る観点からも重要とされている。本日は、この研修会の趣旨をご理解いただき、今後、女性理事登用の推進を進めていただきたい。」と挨拶しました。

 研修では、三木秀一全国水土里ネット土地改良研究所長が、『土地改良における男女共同参画の意義、基本事項』と題して、男女共同参画を進めなければならない理由や推進する上での課題、今後どのように進めていくかについて述べた他、土地改良区における男女共同参画の手引きを用いて、その内容や行動計画作成について説明しました。

 続いて、『女性理事の登用について』と題して及川正和胆沢平野土地改良区理事長から、女性理事登用を総代会で議決されるまでの経緯を披露していただきました。役員、総代等に女性理事の必要性を丁寧に説明し、理解を得たこと。また、女性理事の登用にはトップの強力なリーダーシップがいかに重要であるかを実例を交えながら説明しました。

 最後に、村上豊東北農政局土地改良管理課長が、『土地改良団体における男女共同参画』と題して、土地改良区における女性参画の状況及び事例と推進に向けての取り組みや、女性理事登用にかかる定款・規定の変更について説明しました。

 参加者は、研修や講師への質問を通して、男女共同参画について理解を深めるとともに、目標達成に向けた今後の具体的な取組みへつながる有意義な研修会となりました。

 

【主催者挨拶する大宮会長】

【共催者挨拶する菅原会長】

【講演する三木研究所長】

【講演する及川理事長】

【講演する村上課長】

【質問する土地改良区理事長】

【質問する土地改良区理事長】

【研修会場の様子】

 

 

▼▼▼PDF版はこちらから▼▼▼

https://www.iwatochi.com/main/06/osirase/osirase1045.pdf