令和4年 10 月 22 日、奥州市の胆沢平野土地改良区(及川正和 理事長)は、3年ぶりとなる第7回胆沢平野土地改良区収穫祭を開催しました。当日は、すがすがしい秋晴れの下、1,151 名の方々が来場されました。

   開会にあたり及川理事長は、『この収穫祭の開催趣旨は、胆沢平野の唯一の水瓶であります胆沢ダムが、平成 25 年 11 月 16 日に完工いたしました。それは、同時に胆沢平野の半世紀以上に亘る農業用水不足と、それによる水争いに終止符が打たれた瞬間でもありました。そこには、ダム建設に深いご理解と寛容を示され、二度に亘り墳墓の地を後にされました 90 名の方々と、ダム用地を提供されました45 名の尊い献身と共にダム建設に携わられました国土交通省をはじめ、多くの方々の粉骨砕身の思いが集積されております。今では、農業用水は不足しないと思われておりますが、私達の安全で安心な暮らしは、こうした方々の涙と汗のもとに成り立っていることを未来永劫忘れてはならないと固く心に誓い、この収穫祭のサブタイトルを「命水悠久 報恩謝徳」とし、次世代を担う子供達に伝えるための収穫祭であります』と挨拶されました。

   続いて、来賓(敬称略)の藤原崇先生、進藤金日子先生、広瀬めぐみ先生をはじめ、(以下代読)国土交通省東北地方整備局長山本氏、東北農政局長坂本氏、岩手県農林水産部長藤代氏、奥州市長倉成氏より祝辞が述べられました。胆沢ダム完成記念に、作詞・作曲された「いさわへいやの唄」のダンスを胆沢第一小学校3年生に披露していただき、胆沢ダムの命の水の恵みへの感謝を未来につなげる収穫祭となりました。
(胆沢平野土地改良区作成)

【水の流れに沿ったリレー参加による胆沢第一小学校3年生の「いさわへいやの唄」ダンス披露】

【主催者の挨拶をする及川理事長】

【子供達によるよさこい演舞】