本会は、7月20日~21日、会員土地改良区職員等53名出席のもと花巻温泉ホテル千秋閣において、平成29年度水土里ネット職員研修会を開催しました。
開会に当たり、紺野千誠 本会総務管理部次長が「今年5月に改正個人情報保護法が施行され、個人情報を取扱うすべての事業者に個人情報保護法が適用されることとなった。本研修会を通して、個人情報のセキュリティ対策の他、昨年度同様に複式簿記、土地改良施設の賠償等についても更に知識を高めて頂きたい。」と挨拶しました。
研修の1日目は、佐藤恭子 県農林水産部農村計画課主任主査が、土地改良区検査等の内容について、平成28年度に行った検査での主な指摘・講評事項を交えながら説明しました。
続いて、佐々木茂 上野法律ビジネス専門学校教務部係長から、複式簿記会計について講義が行われました。佐々木氏は、一昨年から継続して職員研修会の講師を務めており、3回目となる今回は、土地改良区の会計実態に即した、より実践的な会計について説明しました。
その次に、『情報セキュリティの対策について』と題し、富士ゼロックス岩手株式会社 佐々木晶 氏 が、個人情報の管理方法と職員の不注意による情報漏えいを防止する対策等について講義をしました。
2日目は、曲澤享広 東京海上日動火災保険株式会社岩手南支社長代理が、土地改良施設の賠償責任について、全国での事例をもとに説明しました。
研修の最後には、岩泉町の老舗菓子屋 志たあめや 橋本充司 氏が『老舗菓子屋 大阪弁のマスオさんが挑む岩泉・見る岩泉』と題し、大阪府から岩泉町に移り住んだきっかけや、今日までの取組、商店街の活性化企画について、動画を用いながら講演を行いました。
受講者からは、「自分の意識の向上につながった」「人とのつながり、出会いの大切さを学んだ」などの感想が寄せられました。
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