9月7日(木)、盛岡広域振興局農政部農村整備室(伊藤啓治 室長)は、『盛岡広域振興局管内農業農村整備事業担当・若手職員研修会』(第2回)を開催し、盛岡管内の市町村や土地改良区の若手職員32名が出席しました。

 はじめに花巻市東和町の町井地区において、農事組合法人町井アグリフレンド・ファーム 薄衣忠孝 事務局長が『農が息づく魅力ある地域づくりを目指して』と題し、農村コミュニティの活性化について、自身の経験を基に講演しました。更なる地域農業の発展という夢に向かい、地域一丸となって取り組む姿勢に、受講者は感銘を受けていました。講義後には、同法人が生産した米粉パンを販売している「産直あおぞら」を訪れ、受講者は米粉パンを買い求めていました。

 続いて、国営事業で整備された和賀中部地区の中央管理棟を見学しました。岩手中部土地改良区の髙橋拓郎 調査計画係長から「国営事業を実施する際には、自分達の地域の実状を全て把握し、国と綿密に話し合わなければ、良い施設は出来ない」と説明を受けました。その後、同じ国営事業で整備された上堰用水路を見学し、受講者は綺麗に整備された水路を見ながら、地域の実状を理解することの大切さを学んだ様子でした。

 最後に、昭和コンクリート工業株式会社では、『載荷試験荷重の計算と考え方』について学びました。また、農業用排水路に使用される排水フリュームの寸法検査や強度検査の実演を見学し、受講者は身近にある水路の構造に関する説明を熱心に聞いていました。

 この研修会は、今年度4回開催される予定で、第3回目は11月の予定です。

 

 

地域活性化について講演する
薄衣事務局長

中央管理棟の役割を学ぶ受講者

排水フリューム強度検査の様子

 

 

 

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